• フリーBGM：
• アーティスト
• テーマ
• ランキング
• 厳選Pickup

illustrated by HURT RECORD

フリーBGM(無料音源) KVX-029
田中さんの受難

雄山「この田中を作ったのは誰だ！！」
田中「はい？　田中ですけど？」
雄山「この田中を作ったのは誰だ！！」
田中「は？　えーと、おとうさんとおかあさん？」
雄山「お前はクビだ！　出て行け！」
田中「クビですかー・・・　私浪人生なんですけど・・・」
山岡「この田中は出来そこないだ　食べられないよ」
田中「は？　だれですか？」
山岡「この田中は出来そこないだ　食べられないよ」
田中「いや、食べないでください　というか、あんまり出来はいいほうじゃないけど、出来損ないとまで言われたのは初めてだなぁ・・・」
山岡「明日またこの場所に来てください　本物の田中をお見せしますよ」
田中「私にせもの？」
栗田「まぁ！　これが本当の田中なのね！！」
田中「あ、はい　田中ですけど」
栗田「へぇ〜、あんたも田中って言うんだ」
田中「あれ、あなたも田中さん？」
栗田「ううん、栗田」
田中「はぁ？？？　まぁ、そうですか」
栗田「田中だなんて珍しい名前ね！！　お里が知れるわ」
田中「お里が知れるって・・・　苗字ですし、そんなに珍しくないと思うんですけども・・・　で、なんのようですか？」
山岡「あーどうしよーかー？」
雄山「むむむ・・・」
田中「え！？　ノープラン！？」
栗田「早くボコボコにしましょうよ♪」
田中「えぇ！？　いや、やめてください！！」
山岡「そうか！　分かったぞ！！　バットだ　　これで雄山に勝てる！！」
栗田「まぁ！！　さすが山岡さんだわ！！」
田中「いや、バットって・・・　雄山さんって誰だか知らないけど、死んじゃうでしょ」
雄山「わたしだ」
田中「え！？　は？　じゃ、逃げたほうがいいんじゃ・・・バットでぶたれちゃいますよ？」
栗田「バットで殴るだなんて！！　なんて非常識な！！」
田中「いや、さっきボコボコにするって・・・　っていうかこの人たち、バットでぶつほど仲悪いんですか？」
山岡「ううん、料理勝負」
田中「えっ？　皆さん料理人なんですか？」
山岡「サラリーマン」
栗田「ＯＬ」
雄山「陶芸家」
田中「えーと、意味が分からないです」
雄山「とりあえず、こやつの肛門にソフトボールを入れるというのはどうかな？」
栗田「まぁ！」
田中「いやいやいやいやいや　ほんとに意味が分かりません　というか、そこの女性は何でそんなにうれしそうなんですか」
栗田「栗田よ」
山岡「別名シャッキリポンだ」
雄山「わっはっはっは」
田中「シャッキリぽん？」
栗田「もう何でもいいから、はやくぶち込みましょうよ♪」
田中「いやいやいや　なんか、おかしいでしょ　　というかソフトボールなんて入らないでしょう？」
雄山「ふむ、一理あるな」
田中「真理しか言ってません」
山岡「くそっ　雄山め！！」
田中「ちょっと流れがわからないんですが・・・」
雄山「こやつを使って勝負というのはどうかな？」
田中「えっ？　私？」
山岡「くそっ　やってやらあ！！」
田中「うわぁ！　決闘！？」
栗田「ううん、料理」
田中「あ、そうでしたね」
雄山「ちっ・・・」ｶﾁｬﾘ
田中「わー！　わー！　ピストル！！　うわぁー！」
山岡「俺たちから行かせてもらうぜ　キャベツと豚肉の炒め物だ」
田中「いつのまに！　で、流れ的に私も食べる？」
雄山「むう！　これはっ」
栗田「オイスターソースね！！」
田中「・・・ホイコーローですね」
山岡「うめー！　うめー！」ｶﾞﾂｶﾞﾂ
田中「あなたが食べるのはおかしいでしょ！　流れ的に！！　まぁ、おいしいですけど」ﾊﾟｸﾊﾟｸ
雄山「ではこちらの番だな　キャベツと豚肉の炒め物だ」
田中「料理勝負って割にはけっこう地味なんですね　キャベツ好きだからいいけど・・・」ﾊﾟｸｯ
山岡「これはっ！　くそっ、雄山め！！」
栗田「まぁ！！　この白いものが舌の上でシャッキリポンと踊るわ！」
山岡「白いものがまだ日本にあっただなんて・・・」
雄山「ふふ　今回は特別に直送させた白いものを使用している」
田中「いや、これもやしでしょ？」
雄山「ほうぅ　知っておるか、小娘」
田中「小娘じゃないです」
雄山「じゃあ、おっさん」
田中「その流れもおかしい」
雄山「ふはは、勝負は付いたかな？　どっちがうまかった？　きんたま」
田中「きんたま・・・？　えーと、もやしが入ってるほうが好きかなぁ・・・最近野菜不足だったし・・・」
雄山「ふはははは」
山岡「くそっ・・・」
田中「あなたは「くそ」って言いすぎです　一応食べてる最中なんですから」
栗田「じゃぁ、このソフトボールを入れて頂戴」
田中「いやいやいや！　まだそれ続いてたんですか！？」
雄山「勝者たる私に入れるがいい！」
山岡「くっ、雄山め！」
田中「え？　敗者じゃなくって？　勝ったほうが？」
雄山「さぁ　入れろ！」
田中「いや、すごくいやです　本気で気持ち悪いです　　大体、ソフトボールなんてないですし」
山岡「大丈夫　こんなこともあろうかとソフトボールを用意してある」
田中「どんなことですかっ！？　・・・うわぁ、、、十二個入りがひーふーみー・・・　何でこんなにあるんですか？」
雄山「臆したか　卑怯者め！」
田中「あーもー！　入れてやりますよ！　えいっ！！　　　うわぁ・・・はいちゃったよー・・・」
雄山「このソフトボールを作ったのは誰だ！！」
田中「は？　アディダスって書いてありますけども・・・」
雄山「ふむ、悪くない　まったりしてこくがあり・・・　　さぁ、次をもて！」
田中「えー！　２個目！？　　取れなくなっちゃっても知りませんよ・・・」
店員「あのー」
田中「うわぁ！」
店員「他のお客様のご迷惑になりますので・・・」
田中「そりゃそうだ」
店員「うちも一応ファミレスなんで、食べ物の持ち込みはちょっと・・・」
田中「えぇー！　そっち？」
山岡「くらえっ！！」ｶﾞｯｼ
栗田「しねっ！！」ﾎﾞｶｯ
店員「おわー」
雄山「にげろ！！」ﾀﾞｰｯ
田中「えっ　いや、ちょっと！　あー、行っちゃったよ・・・この大量のソフトボールどうしよう・・・」

• 必ず利用規約をご確認下さい
  ダウンロード開始時に同意したものと見なします